
日本の安倍総理大臣の、まあ大雑把に言えば、日本の首相にしては強気な発言が、連日メディアにのって話題になっていますが、フィリピンのアキノ大統領も全然負けていません。
アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズにインタビューを受け、中国の南シナ海の領有権主張について語りました。
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フィリピンのアキノ大統領は南シナ海の領有権をめぐる中国との争いについて、第二次世界大戦前、当時のチェコスロバキアのズデーテン地方の割譲を求めるドイツのナチス政権に譲歩した西側諸国を例に挙げ、フィリピンを支持するよう国際社会に訴えた。中国を「ナチス」に例えた発言に、中国国営新華社は大統領を激しく非難した。
大統領は4日付の米紙ニューヨークタイムスに掲載されたインタビューの中で「世界は言わねばならない。ズデーテン地方は第2次世界大戦回避のためにヒトラーに譲歩する中で割譲されたことを思い出す必要がある」と述べた。さらにアキノ氏は「フィリピンは決してチェコスロバキアのような譲歩はしない。中国は力があるのかもしれないが、必ずしも正しいわけではない」「(国際社会は中国に対し)『もうたくさんだ』といずれの時点で言うのか。世界は言わねばならない」と語った。
ズデーテン地方はチェコのドイツ人居住地で、第一次世界大戦後、チェコスロバキア領となったが、ヒトラーは1938年にドイツ人が多いことを理由に割譲を求めた。戦争を避けるために、英仏伊などは1938年9月のミュンヘン会議で宥和政策を採りヒトラーの主張を認め、ズデーテン地方はドイツに併合された。当時のドイツはヒトラーによる国内経済の立て直しに成功し、軍事力を増強させるなど、現在の中国と通じるところがある。
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ここまではっきりと言う一国の大統領というのも、なかなかいない気がします。
アキノ△状態です。
posted by ワンサイド at 04:51
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