3月19日 UP大生が自殺

UP(University of Philippines)の学生が自殺をしたことが大きなニュースになっています。

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学費が払えず停学処分となったことを苦にしての自殺でした。
16歳でした。

UPは日本で言うところのいわゆる東京大学のような存在です。私立大学に比べて学費の安い国立大学で、貧困層出身の学生も多く、学費のローンや学費免除の制度もあるのですが、自殺したKristel Tejada(クリステル・テハダ)さんは、学費ローンの支払いが遅延していたために、今後の学費ローンの申請が却下されていたそうです。また書類の提出期限等の問題で、学費免除の申し込みも却下されていたのだとか。

これが「貧困のための悲劇」として大きなニュースとなり、UPは3月18日をクリステルさん追悼のために休校としています。

日本に比べると(おそらく)ずっと自殺の件数が少ないと思われるフィリピンでは「学費が支払えずに追い込まれて女子学生が自殺」しかも「大学側に助けを求めていたにもかかわらず見捨てられて自殺に追い込まれた」というのが、フィリピン的なメンタリティからすると非常にショッキングな話題なのだと思われます。

もし日本で同じことが起こったとしたら「学費を払わないのが悪いのだから、停学は当然」ということで、あまり話題にならないのではないでしょうか。

しかしここフィリピンでは、弱いものは助けるべき、皆で助け合うべきという精神風土があり、テハダさんに手を差し伸べなかった大学側の責任を追及かたちで、テレビのニュース番組などは繰り返し報道を続けています。UP大生のデモ活動なども大学側への抗議が基本路線のようです。
posted by ワンサイド at 04:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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