6月8日 セットアップ

今夜のことです。

なんとワタシの直接の友人がセットアップに遭ってしまいました。
本人了承の上、危険回避のために情報共有させていただきます。

彼は今日、出会い系サイトで知り合った女性と食事に出かけたそうです。
会ったのは今日が初めて。
食事の席にはその女性と彼女の友人がいっしょに登場。食事をしつつ意気投合した3人は、女性の家に行って飲もうということになりました。

女性の家に着くと、更にもう一人別のかなり若い女の子が登場、その女の子はなぜか非常になれなれしい態度で「マッサージをしてあげる。あなたも私にマッサージをして。」などと迫ってきました。

そこでなぜかタイミングよく、他の二人の女性は「飲み物がなくなったから買いに行って来る。」「家族に連絡をとりたいからインターネットカフェにいかなきゃいけない。」などと理由をつけて外出してしまいました。

二人だけになったところで女の子は更に大胆に、下着をはずして迫ってきましたが、好みのタイプではなかったため(一般的な基準からしてかなり不細工な女の子だったとか)彼が拒否したにもかかわらず、しつこくせまられたため、仕方なく手で身体を触れる程度に付き合ってやったそうです。

ここでトラブル発生。
女の子がおなかが痛いと言い出しトイレへ。
さらにそこにタイミングよく帰ってきた別の女性は、トイレをチェックすると「出血しているじゃないのどうしたの」「クスリを買ってこなくちゃいけない」と騒ぎ始めました。

5分後、クスリを買いに行った女性は、白衣を着た「医者」を名乗る男性と一緒に帰宅。
白衣の男性の「診察」がはじまり、病院に行って局部を縫う必要があるという「診断」が下りました。

私のところに電話があったのはこの辺りのタイミングだったようです。

女の子は17歳。さあどうするんだ。というわけです。
どうみても金銭目的セットアップ(でっちあげ、ひっかけ)ですが、下手にこちらが騒ぎ立てて警察沙汰などにしても、外国人である我々に不利な展開になりがちです。
フィリピンでは18歳未満は未成年で、18歳未満との性交渉は非常にデリケートな問題です。仮に「レイプ」が成立した場合には無期懲役刑です。

とりあえず私は住所を聞き出し、駆けつけようとしたのですが、その女性と電話で話しても住所を教えてくれません(当然ですかねえ)。

その後1時間くらい何度も電話をかけたり、切ったりしていたのですが、ついに「5万ペソを支払ってくれ」という落としどころが見えてきて、5万ペソは持ち合わせがないので彼の自宅にお金を一緒に取りに行こう。と話がまとまったそうです。

しかし自宅バレはまずいです。
女性に電話をかわってもらい「ハイアットホテルまできてくれ。ハイアットホテルまで来てくれれば、足りない分の現金は私が渡すから。彼からお金をもらっても私からもらってもおなじだろう。何の問題がある。」と、タガログ語でまくし立て、友人を電話口に呼んで「やっぱり自宅にお金はないと言って、意地でもハイアットに来てください。」と彼に説明しました。

電話を切った後、彼が「ハイアットにいる友達がお金を貸してくれるから、ハイアットに行こう」と、何度も食い下がったところ「ハイアットは遠いからイヤだ」と、彼を路上に残して立ち去ったそうです。

「ハイアットに来い」と、へたくそなタガログ語でワイワイ言うあやしい日本人を警戒して、面倒な話になる前に逃げようと思ってくれたんでしょうか。とりあえず、ポケットの中にあった現金だけの被害で今回は済んだようです。

いわゆる典型的な美人局タイプのセットアップです。
今回の被害にあった友人はフィリピンのことをかなり知っている在住者で、このタイプのセットアップの存在についても知っていました。
しかし、知っていても被害に遭ってしまうくらいフィリピン人の見せるフレンドリーさは巧妙なんですね。


今回はたまたまポケットの現金で済んだから良いものの、もし今回登場した偽(?)医者が、医者でなくて、警官だったらどうなっていたでしょうか。外国人であるところの我々の説明がきちんと聞き入れられない可能性は大いにあります。有罪となればもちろん投獄です。レイプが成立した場合には無期懲役です。

獄中の生活は日本人にとって相当に過酷だそうで、食事は砂利混じり、当然囚人仲間に縁故などのない日本人は新人の下っ端として扱われ、寝るときはトイレで雑魚寝。風呂もシャワーもいっさいなし。夜になるとときどきシーツを被されて意味も無くボコボコに殴られる。なんていう話を聞いたことがあります。

お笑い芸人の長井秀和のスキャンダルをご存知の方もいるとおもいますが、彼は似たようなセットアップに遭い1000万円支払っています。

これは何も珍しい話ではなく、数ヶ月にいっぺん何度か定期的に発生する事案です。水面下では何倍も何十倍も起こっているはずです。
冤罪が明らかであっても、もちろん日本大使館は一切助けてくれません。内政干渉になるからでしょうか。警察署内から電話をしても「警察の指示に従ってください」と言われるだけです。

フィリピンで生活するということは、一歩ふみはずしただけで、一瞬にしてこういった危機が100パーセントの現実として身に降りかかってくる可能性が常にあるということです。

私も「ここで対応をちょっとでも間違ったら死ぬ可能性あるな」というような緊張感を覚えることが、年に何度かはあります。

気をつけましょう。油断禁物です。
posted by ワンサイド at 07:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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