
キアポ教会に設置されている「ブラック・ナザレ像」
黒いキリストの像なのですが、これは「貧しい信者の気持ちをわかってくれるキリスト。」ということで支持されています。
「キリストってひとりじゃん」とか言っても無理。
キリストにもいろいろいて、この黒いキリストが貧しい者の見方だってことになっているんです。
このブラックナザレ像を山車に乗せて、キアポ教会からリサールパークまでを一年に一度だけ往復します。これがブラックナザレ・フィエスタ。
インクワイアラーのニュースによると900万人の人出。けが人が1200人以上とのこと。
って、フィリピンの人口が9000万人なんですけどね。
まあ、そのくらいスゴイってことです。
このブラックナザレ・フィエスタは、宗教行事というよりは完全に「祭り」ですね。
山車に無理矢理よじのぼって、キリスト像に触れたり、タオルでキリスト像を拭いて、それを家に持ち帰ったりするとご利益があるとされているそうで、ゆっくりと移動していく山車に人が群がる様子は圧巻です。
これはけが人もでるよねって感じです。