2月28日 フェルディナンド"ボンボン"マルコス。大統領選出馬

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「独裁者」として有名なマルコス。
その彼の息子が2016年の大統領選挙に出馬するというはなしがあるそうです。

1986年にマルコス独裁政権は打倒され、大統領一家はアメリカに亡命しました。マルコス元大統領自身は1989年にハワイで亡くなったのですが、夫人のイメルダ・マルコスと息子のフェルディナンド"ボンボン"マルコスはフィリピンに帰国しており、イメルダ夫人は下院議員。息子のボンボン・マルコスは上院議員をしています。

たったの30年前に独裁者として教科書に載るほどのことをしておきながら、夫人と息子を議員に当選させてしまう国と民衆というのもどうかしていますが、そのまま調子に乗って大統領選に出馬したいと考えてしまう本人たちもスゴイです。

フィリピン人は受容性が高く許してくれる。

と、以前エントリーしたことがありましたが、まさにそうとしか言いようが無い事例です。

それから、独裁者マルコス大統領の治世を懐かしむ人たちが多いのではないかと言う話もあります。
実はマルコスの時代がなつかしいなんて話を聞いたのは一度や二度ではありません。マルコスの失脚が30年近く前ですから、その彼の治世を知る世代というのは40歳と50歳とかそれより上になるわけですが、「マルコスの時代はよかったなあ」という話をその世代からは良く聞きます。

晩年は戒厳令を敷いたり、汚職が露見したりと、悪い独裁者のイメージが強いマルコスですが、政治家としては非常に有能だったようで、実際に当時を知る人から聞くとマルコス大統領が現役だったころのフィリピンは、非常に景気がよく、失業率なども低く、国力も充実していたようです。
当時は給与水準も高く、電気料金なども安く、とにかくいいことづくめだったという話を良く聞きます。

逆に、外国人の我々の認識では、革命のヒロインであるコラソン・アキノ大統領に関しては「マラカニアンでマージャンばかりしていた無能者」というのが、多くの当時を知るフィリピン人の意見としては多いみたいです。

テレビや教科書からは読み取れない事実ですが、マルコス元大統領はフィリピン国内ではそれほど悪役というわけではありません。また現大統領の母親にあたるコラソン・アキノ元大統領も民主革命のヒロインの善玉というイメージだけでは簡単には片付かないようです。

おそらくは、自由と民主主義で世界を塗りつぶしたいアメリカ合衆国によってつくられたイメージということなのでしょうね。
posted by ワンサイド at 06:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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